更新日:2021年08月26日
8月中旬から野反湖富士見峠付近の国道上で子グマの目撃情報が多数、寄せられています。また、白砂山登山道では、大きなクマの糞や足跡も目撃されています。
今後、登山を予定されている方は、鈴や笛、ラジオを鳴らして自分の存在を知らせたり、クマスプレーを携帯するなど、クマ対策を十分行うとともに、もし遭遇してしまった場合は、以下のとおり行動してください。
また、クマが人間の行動圏に近寄らないためにも、登山道上に食べ物のゴミを捨てるのはもちろん、不注意で落としたりしないように十分ご注意ください。
◆遠くにクマがいることに気が付いたとき
・落ち着いてその場から離れてください。
・大声を出したり、走って逃げたりしないようにしてください。クマを驚かせてしまいます。
・フラッシュを使用して写真を撮ることはおやめください。
◆近くにクマがいることに気が付いたとき
・落ち着いてゆっくりとその場から離れてください。その際、クマに背を向けず、クマを見ながらゆっくり、落ち着いて後退してください。
◆すぐ近くで出会ったとき
・クマは慌てた人の急な動作に驚いて、攻撃してくることがあるので、冷静に、慌てず、クマが立ち去ってからその場を離れてください。
・突発的に襲われたら、両腕で顔や頭を覆い、直ちにうつ伏せになるなどして、致命的なダメージを最小限にとどめてください。
・クマ撃退スプレー(唐辛子成分であるカプサイシンを発射するスプレー)を携行している場合は、クマの目や鼻・のどの粘膜に向かって噴射することで攻撃を回避できる可能性が高くなります。
◆親子グマとの遭遇
・親子のクマと遭遇した場合、母グマは子グマを守ろうと攻撃的行動を取ることが多いため、より一層の注意が必要です。
・子グマが単独でいるような場合でも、すぐ近くに母グマいる可能性が高いため、近付くことはせず、速やかにその場から離れてください。
・子グマが単独で行動していても、追い回したり、写真を撮ったり、餌付けすることは絶対にお控えください。人間に興味を持ったり、興奮したりする危険性があります。
(参考)環境省-クマ類の出没対応マニュアル
https://www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs5-4a/